肛門外科・胃腸内科
お尻の病気について
大腸や肛門の病気は、良性のものから悪性のものまで、様々なものがありますが、特に多いのは痔です。 「痔」と言うとシニアの男性を思い浮かべ勝ちですが、何と生後1ヶ月から1年くらいの赤ちゃんでも痔になることがあります。 また便秘勝ちな女性や産後の女性も痔になりやすい傾向があります。
年齢や性別に関係なく、どなたでもかかる可能性が高い病気です。
なので、早期治療はとても大切です。
痔は恥ずかしいと言う気持ちが強く、病院での診療を躊躇われる方が多いのですが、悪性の痔ろうガンや肛門がん、大腸がんだと早期治療をしないと命に関わりますので早期に診察を受けてください。
痔のタイプ
いぼ痔
肛門の血管が腫れてイボ状になったもの 男性・女性問わず、痔の中でもっとも多いタイプです。 おしりの血行が悪くなって、血管の一部がこぶ状になったものです。
≪治療法≫
排便のコントロールや生活習慣の改善で治まることが多いため保存的な治療で良い場合が多いです。 保存的治療を行っても日常生活に支障のある症状が続く場合に手術を考えます。
切れ痔
肛門が硬い便で裂けたもの 便秘がちな女性に多い痔の症状です。 出始めの硬い便により肛門の皮膚が切れたり裂けたりして傷がついたものです。
≪治療法≫
排便のコントロールや生活習慣の改善で治まることが多いため保存的な治療でほとんどの方の症状が改善されています。 慢性になってしまうと手術が必要な場合もあります。
あな痔
肛門周辺に膿が溜まった後に、膿の出口と肛門をつなぐ道ができたもの 下痢気味の方や、成人男性がかかりやすい痔の症状です。
≪治療法≫
生活習慣を見直したり、食生活を改善したり、治療薬を使っての治療法はほとんど効果がなく、手術治療が必要となります。
検査項目
生活習慣病検査
炎症反応や貧血の程度をチェックすることで緊急性のある病気かどうか判断できます。 生活習慣病の治療のポイントは医師とコミュニケーションを取り、目標を決めて治療を継続していくことだと思います。 しっかりと生活習慣病を治療することで脳梗塞や脳出血、心筋梗塞などの予防につながります。